BIM Innovation HUB

BIM Innovation HUB

BIM Innovation HUB とは?

BIM Innovation HUBは、建設業に関わる皆様に「共通BIM環境」を提案し、役割や企業の壁を越えた情報の協働生産を行えるようにすることで、日本の建設業界に改革(Innovation)を起こすことを目指しています。

基本理念

ビジネスに新しい価値を生み出す

ビジネスに

新しい価値を生み出す

BIMは情報を作成管理するプロセスです。それには、建設業に関わる誰もが自由に使える繋がるBIM(共通BIM環境)が必要です。そしてBIMの情報が竣工後の運用や他産業との連携などの、建設DXに繋がり、建設業を起点としたデジタルウェルビーイングな世界を目指せるような新しい価値を生み出す変革(イノベーション)を起こす必要があります。我々は日本の建設業の未来のために取り組みを始めます。

活動方針

だれもが
自由に利⽤できる

BIM Innovation HUB が提案する「共通BIM 環境」は、誰もが自由に利用できます。
発注者・設計・施工・製造・施設利用者など全ての役割の方たちに使ってもらいたいと考えています。
企業や役割を越えてだれもが使えるようになることで、コミュニケーションとコラボレーションが実現します。

だれとも
繋がることができる

⽇本のBIMは「繋がっていないBIM」です。設計~施工~運⽤の企業を越えた繋がりはなく、各段階でBIM モデルを作り直しています。設計においても、企業が違えばBIM モデルも異なります。
これを繋げてゆくことが生産性向上に繋がります。そして海外とも繋がるために、ISO19650 国際規格も考慮します。

だれでも
実務で成果が出せる

共通BIM 環境は、設計・施工の業務に役立つ仕組みでなければなりません。そこで、意匠・構造・設備が同じ環境で情報の協働生産が行えるRevitを中心に取り組みを行います。
また、実務での活用に拘るために、実績のある仕組みを共有することが必要だと考えました。そこでBooT.one(意匠設計)のプロジェクトテンプレートやファミリテンプレートなどを提供させて頂くこととしました。

BIM Innovation HUBは、
2023年度中に活動を本格的に開始するための準備を進めています。

BIM Innovation HUB の
ビジョン

我々はBIMの情報を、人が暮らす世界の情報基盤のひとつにしたいと考えています。
共通データ環境を元に作られたBIMの情報は、設計・施工のためだけに使われるのではなく、
施設の運用やサービスにも活用し、その情報を解析・分析した情報を生かしてゆくべきです。
これらの技術はまだ確立されてないので、これらの情報収集や研究などの活動も行ってゆきたいと考えています。

デジタルウェルビーイングを目指すBIM Innovation HUBのビジョン

実現するために必要となる
BIMの成熟度

このようなビジョンを実現してゆくためには、BIMの成熟度を上げてゆく必要があります。下図は、ISO19650‐1の図1に示されているBIMの成熟度の段階に、ステージ0を追加したものです。
日本では多くの企業がステージ0から脱却できていません。そこで我々は、このBIM成熟度のステージ2を目指した活動をしながら、ステージ3に上がるための道筋を考えてゆきます。

ISO19650‒1 図1を元にステージ0を加えたBIM成熟度の段階(ステージ)

共通BIM環境

建設業は、多くの企業が協力して、現場での一品生産を行っています。これらの企業が個別の仕組みでBIMソフトウェアを使っても、BIM情報は繋がらず、結局共通言語はBIMソフトから出力した2次元図面になってしまっています。これら多くの企業全体が同じBIMの環境でBIMに取組めば、効率は確実に良くなります。
これが共通BIM環境です。共通BIM環境は、技術的な内容の共通BIM標準プロセスについての共通BIMプロセスがあります。

共通BIM環境の構成

共通BIM環境の活用メリット

BIM管理者

各社のBIM管理部門は、
個別に作っていた
プロジェクトテンプレートの開発や
バージョンアップ対応などの
費用が削減できます

BIM実務者

設計・施工の実務担当者は、
他部門や前工程が作成した
BIMモデルを連携・活用して
作業ができる
ので、
作業の効率が上がります

建材メーカー

建材メーカーは、
共通のルールに従って作成する
ことで、提供したファミリの
設計・施工で実践活用が進みます。
企業事にファミリを
用意する必要もありません。

発注者

発注者は、
発注した企業により共通化した
ルールで作成したBIMモデルが
入手できるので、
運⽤・維持管理などへの活用が進みます

プロジェクト関係者

プロジェクト全員
ISO19650 に準拠した
プロセスに取り組むことにより、
フロントローディング等の
効果
が期待できます

共通BIM標準の
共有リソースについて

共通BIM標準の中の共有リソースとは、BIMソフトウェアなどの仕組みのことです。
この共有リソースの中で、まずRevitの基本的な仕組みの標準化に取組みます。
図は、Revitによるモデル・図面・集計表作成の仕組みです。
Revitでの設計作業は、プロジェクトテンプレートを使った、壁や床などのシステムの設定と、共通の規格で作成された窓やドアなどの部品の読込みと配置です。
そして、プロジェクトテンプレートに、あらかじめ用意されている仕組みを使って、図面や集計表が作成できます。
共通の規格に従っていない部品は、読込む前に修正が必要となります。
共通の規格で作られた部品は、ライブラリィとして企業を越えて利用できるようになります。
これらの共通のルールのために、ひとつのセットで管理・運用する必要があります。
今回、提供するのは、BooT.one(意匠設計)の①プロジェクトテンプレート、②モデル作成基準、③共有パラメータ、④ファミリテンプレートのセットです。

発起人ごあいさつ

IT メディアBUILT で「日本列島BIM 改革論」という連載を書かせて頂いております。ここで、理想論を述べるだけでは、BIM による改革ができるわけではありませんので、なにか具体的な取り組みを行うべきだと思っていました。今回応用技術株式会社様をはじめ多くの方々の協力があり、やっとこのような取り組みが開始できるようになりましたので、告知をさせて頂きます。
今年中には、組織として正式に発足し、意匠設計のプロジェクトテンプレート・ファミリテンプレートなどを公開してゆきたいと考えています。
世界のBIM に肩を並べてゆくためにも、協力しあいながら、このビジョンを実現させてゆきたいと思います。

株式会社BIM プロセスイノベーション 代表
伊藤 久晴

BIM Innovation HUB の
今後の展開・お問合せ先

お問合せ内容については一旦、応用技術株式会社にてお預かりし、担当者より回答させて頂きます。
下記プライバシーポリシーをご確認いただき、同意の上 お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。