応用技術株式会社は、2017年12月に「Forge システムインテグレータ」に日本で初めて認定されました。これは世界でも10番目です。
このブログでは、これまでのForgeシステムの構築で培ったForgeのノウハウや新しい取り組みをご紹介していきたいと思います。
まず、そもそも、Forgeとは何か?
Forgeとは、Revitファイル等のBIM/CIMファイルをWEBブラウザ上で扱うことを可能にしたAutodeskが提供しているAPI群です。
「BIM360使えばWEBブラウザで見れるやん」という声が聞こえてきますね。
確かにBIM360でも見られます。
そもそもBIM360のビューアもForgeのビューアとほぼ同じものです。
「じゃあBIM360を使えばええやん?」
いえ、Forgeを使うとより便利にカスタマイズすることが出来るのです!
例えば、オブジェクトに対して
・選択
・色塗り
・表示非表示
・元ファイルの属性情報取得etc…
などなどの操作がブラウザ上で可能です。
つまり、Revitなどの専用ソフトが無くても、PCやタブレットでモデルを見たり、Forgeでカスタマイズした作業を行うことが出来るのです。
さらにはオブジェクトの上にラベルをつけることも出来ます。
上図では、選択したテーブルオブジェクトの中心に、
そのオブジェクトのdbIdと名称をラベル表示しています。
dbIdとは、モデルのオブジェクト毎に割り振られている一意のキーのことです。
オブジェクトに対する操作の多くはこれを使用しています。
名称はオブジェクトの属性情報から取得しています。
(ForgeのJavaScript APIやModel Derivative APIで属性情報が取れます。)
また、RevitのRevit IDも取得することも出来るんです。
Revit IDや属性情報が取れるなら
それを使って、ある特定のオブジェクトの色塗りとか・・・
なんだか、いろんなことに活用できそうですね!
今後はForgeを使った仕組みをどんどん紹介していきますね。