前回、”色塗り”と”ラベル表示”を応用し、
IoTデータをForgeビューア上で表現する例をご紹介しました。
Forgeビューア上でラベルと色を使って値を表現しており、直感的でとても見易いですね。
ところで、このサンプルではラベルや色が見易くなるようにフロアを切り出していることがわかります。
しかし、実はこのサンプルのモデルはこのように超高層ビルです。
・・・・・
もしかして・・・・・
Forge標準機能の断面ツールや
マウス操作でのオブジェクト表示非表示機能を使用して
毎回、見たいフロアを切り出さなきゃいけない・・・・・?
超高層ビルからこのフロアを探し出すのは一苦労では・・・・・?
それとも、見たいフロアを切り出したRevitファイルを作成して
Forgeにアップロードしなきゃいけない・・・・・?
いいえ!
Forgeではモデルの見え方、つまりビューの状態を保存&復元することができるのです!
ビューの状態とは、主に断面状態、オブジェクトの表示/非表示、カメラ位置/視点などです。
※カメラ位置/視点とは、モデルをどの位置から見るかを表しています。
これらのビューの状態をJson形式で取得することにより、DBや外部ストレージに保存することができます。
前述のサンプルでは、
ラベル値が見やすくなるように調整したビュー状態をあらかじめ保存しており、
画面の左上のドロップダウンリストで保存したビュー状態を復元しています。
Forgeビューア上で各フロアや見たいエリアだけを切り出す作業は大変ですが
ビューの保存&復元が出来るならば1回の作業だけで済むのでとても便利ですね。