BIM360のIssues APIを使ってみた

BIM360にアップロードしたモデルはForgeビューア上でも見ることができます。

また、BIM360には様々なAPIが公開されており、Forge上でカスタマイズも可能です。

 

今回はBIM360のIssues APIについてご紹介しますね♪

 

Issues APIとは、「BIM360の指摘事項」の機能をAPI化したもので、2018年11月に公開されました。そして、「BIM360の指摘事項」とは、プロジェクトまたはモデルにIssue(問題)を作成し、懸念点や改善点をチームで共有することができるBIM360の機能です。モデルの修正点を誰にいつまでに修正してほしいといった風にIssueを作成します。Issueには指摘事項、期日、割り当て先、ステータス等が設定できます。

 

こちらがBIM360の指摘事項のオリジナル画面です。

 

それでは、このIssues APIを使用して「BIM360の指摘事項」をForgeビューア上で使った例を見てみましょう!そーれ♪( ´θ`)ノ

 

このサンプルでは、モデルにプッシュピンを表示してIssueをシンプルに表現しました。BIM360と同じプッシュピンのExtentionが公開されているので、慣れていれば直感的にステータスがわかりますね。もちろんプッシュピンのカスタマイズも可能です。また、プッシュピンがクリックされたら、このAPIからIssueの詳細情報を取得しダイアログで表示しています。ちなみにこのダイアログはForgeで用意されているプロパティパネルUIを拡張して作成しました。

 

そして右側のエリアには、このAPIで取得したモデル上のIssue情報をchart.jsというグラフ描画用JSライブラリを使用してグラフ表示しています。ここではステータス状況を円グラフ、各ユーザに割り当てられたIssueの数を横棒グラフで表現しています。

 

他にも、カスタマイズにより、期日の過ぎたIssueだけ表示したり、画面上で検索したユーザに割り当てられたIssueのみ表示したり、、、必要なIssueをグラフ等で見易く表現することで、より便利に指摘事項機能を利用することが出来ます。

 

さらには、Salesforceなどの基幹システムと連携した指摘事項管理や社内レビューシステムと組合せることも出来ちゃいますね。外部のメッセージアプリ等と連携するのも面白いかもしれません。

 

今回ご紹介した例ではIssue情報の取得ばかりでしたが、このAPIでは他にもIssueの新規作成・更新等、BIM360の指摘事項の基本的な操作も可能です!

 

BIM360では、他にもRFIs APIやCheckLists APIも公開されており、これらもForgeビューアと組み合わせることが出来ますよ♪

 

 

ところで、

 

ついに!

 

待ちに待った!

 

 

Design Automation API for RevitのPublic Beta版がリリースされましたね♪

 

 

このAPIでは、クラウド上のRevitモデルに対してRevitアドインをクラウド上で実行することが出来るのです。

 

つまりRevitが無くてもRevitモデルを操作できちゃうんです!

 

今度はDesign Automation API for Revitについてご紹介しますねᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 

以上、バレンタインのチョコが楽しみなじゅんこ姉さんでした。